仙台市が舞台の人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」に登場する「聖地」として知られる仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)が、21日から老朽化に伴う大規模改修工事に入り、約2年間休館する。市は改修中も周辺を訪れてもらいたいと、人気キャラを描いたマンホールを近くの歩道に設置した。
作品中で度々登場する体育館は「巡礼スポット」としてファンの間で人気だ。作品とコラボした月4回ほどの施設見学ツアーもあり、国内外から多くの人が足を運ぶ。
市は、体育館が利用できない間も「作品に親しみ、まちを楽しんでもらいたい」と、地下鉄南北線富沢駅からアリーナまでの道中に4種類のマンホールを設置。主人公・日向翔陽や影山飛雄のほか、ライバル校の伊達工業、青葉城西、白鳥沢学園のユニホーム姿の選手を2人ずつあしらった。設置は改修工事が終わる27年3月までの予定だ。
このほか、体育館の玄関横に現在置いている日向と影山の2人の記念モニュメントも改修中は近くの公園に移すという。
体育館は1984年に建設。市内で最大の収容人数を誇っている。